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2010年04月19日

しかしなんだよ・・・・

清明祭・・・シーミーって時代と共に変化していくんだよなぁ~

私が好奇心旺盛且つ純粋無垢な(爆)幼少の頃は、前日に台所で婆さんや叔母さん達女性が総出で
天ぷら(魚・さやまめ・ごぼうなど)を揚げその”端”を整えたり、かまぼこを切って重箱の詰めたりとある意味「一大事業」だった。

特に女性にとっては。

男は事前にお墓に行き雑草を刈り、受入の準備をしていた。

そして当日は整備されていない、やもするとハブに噛まれる可能性の高い藪の中を両手に重箱を持ち(勿論優等生でお利口さんな私もむしろなどを持って手伝いましたが何か(笑)
歩いてお墓の前に行った記憶がある。

それが今ではお墓の前には大きなアパート。
そばには「建売住宅」が建ちその風景は全く異なる。

そして車に「ホイホイ」と重箱やビールやジュースを入れた大型のクーラーボックスを詰め込み
お墓の前の駐車場にとめてそこからこれまた口笛を吹きながら軽々と墓前の広場に運び込む。

時が経ち、それぞれが「いい歳」になった今、BBQ用の椅子は欠かせない。

足の悪くなった叔母さん達、しかも年功序列で並ぶ姿は「女系家族」たる○○○家の風習を表しているのが写真を撮りながら面白く感じたもんだ。

沖縄在住の本土出身の友人は一様に「シーミー」の話に驚く。

これは宗教感の違いではないと思う。

また文化という括りで片付けたくはない。

ウチナーンチュの魂(本心)が求めている「癒し」の原点ではないかと思う。

癒しの島と沖縄は呼ばれているらしい・・・・・

こういった習慣(亡くなった人たちとこの世にいる我々との「対話」)がわれわれの心身にしみこんでいくということがひょっとすると「ささやかな幸せ」の1つなんだろうな。


いつまでもシーミーという風習は残していきたいものだ。
しかしなんだよ・・・・


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Posted by ウチナーンチュ at 07:40│Comments(1)これも沖縄の文化かぁ~
この記事へのコメント
これ、本当に素晴らしい『風習』ですよねー♪

沖縄では、お墓での『肝試し』は無いって聞きました。

全然怖くないって事で。

これぞ、ご先祖様が常に身近に感じる根幹的なものなんでしょうねー。
Posted by 池っち at 2010年04月20日 00:48
 
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