ウチナーピーポー金子の沖縄ここ！

先日、仕事で中部の「中頭（ナカガミ）病院」へ行く。

だいぶ到着時間が早かったので待合室に座りながら時間が来るのを待つ。

おじぃが「ボソッ」と私の１席開けて座る。

ふと見ると少し疲れている様子。

「おとうさん。お疲れの様ですね。どなかたのお見舞いですか？」と聞く。

おじぃは
「いやぁ～あれよっ！おばぁが入院してよ・・・・・」と細い声で応える。

そして
「明日明後日って医者から言われたさぁ・・・・」と一段と細い声で話す。
「だから明日は長女が内地から帰ってくるわけさぁ。わぁしは今日は泊って明日は長女も次女も来るわけよ」と続けざまに静かに話す。

「えっ？明日明後日っておばぁのこと？」と残酷ではあるがそんな質問をしていた。

「だっからよ～おばぁが糖尿酷くなってよ、ぬぅ～がらの病気にもなって今寝ているさぁ～」


＂寝ている”はたぶん昏睡状態なんだろうと勝手に思い込む。

しばらくとりとめもないそしてどうにかおじぃの気持ちを無謀にも和らげようと会話を続けた、

そして私のアポの時間が来た。

「おじぃ！ご飯はちゃんと食べてよ」と話すのが精いっぱい。

おじぃはコクッとうなずき小さな笑顔を見せた。

これを書いている今日・今おそらくおばぁは逝ってしまっているかもしれないな。

アポ先のある院外にある別棟に急ぐ。

外に出た時におじぃの笑顔をまた思い出した。

おばぁの分まで生きて下さいよ！



待合室の空調の効いた場所とはうって変わって外は結構な湿気が漂っている。

一雨降るかもな・・・・