ウチナーピーポー金子の沖縄ここ！

先日の日曜。
１０時のデパートのオープンと同時に紳士服売り場へ行き、買いたかった冬用の普段着を買う。
その後、ハーレー沖縄でバイク数台を試乗し、“お目当て”のバイクの乗り心地を確かめる。

試乗後腹が減り何となく「メキシカン」な胃袋になりたいという欲望が沸き起こり、宜野湾から金武のキングタコスへ行く。

「タコライス」にしようか・・・・

それとも「タコチーズバーガー」にしようか？
とこれまたバイク同様悩みに悩みぬいて（そんな大袈裟ではないですが（笑）タコチーズバーガーを買う。

あまりにも天気がよくここ金武の歓楽街の静けさが何となく気になってしまい、ベンチに腰掛けバーガーをほおばる。

２人のアメリカ兵とフィリピノが前を通る。
が、私の事はおかまいなし。

何やら楽しげに去っていく。

「昨日の夜はさぞかし賑わいうるさかっただろうなぁ～」
「ＭＰに捕まった酔っ払い米兵は何名いたんだろう？」などと
その場にいなかったにも関わらず街の中にはその喧騒の跡が漂う。

そして今、バーガーを１人バクバクと食っている昼間の静けさのギャップとポカポカ天気のせいなのか？
この街の空気の面白さを感じる。

女性で金武の街・人々を撮っているカメラマンの事を思い出した。

「どうしても金武の街が気になる」と言ってはシャッターを押し続けた女性カメラマンの気持ちが少しわかる様に気がしたもんだ。

基地の街、金武町。
美味いタコスにタコライス、タコバーガー。

そして甘い香りを残して去っていくフィリピノの女性とアメリカ兵が行きかうこの街はもしかしたら戦後の沖縄を今なお残しているのかもしれないなぁ～

バーガーをほおばるのをしばし止め、街の空気を吸ってみる。

そこには琉・日・米の香りがほのかに私の鼻孔をくすぐる感じがした。